金属折板屋根専用遮熱システム
「冷えルーフ」
 物流センターや工場、倉庫、体育館などの大型、長尺屋根から、カーポートのような小型のものまで、金属折板屋根は広く普及しています。 強靭な構造で水はけが良く、工期が短く経済性にも優れるなどメリットの多い屋根ですが、一方で室内と室外を金属板のみで隔てるため、以下のようなデメリットがあります。

金属折板屋根のデメリット

1.外気の影響が大きく、夏は暑く冬は寒いなど快適性に劣る。
2.同様に気温差による結露などが発生しやすい。
3.鉄板を雨が直撃するため、雨音が非常に大きい。
4.冷暖房の効きが悪く、空調費がかさみやすい。

金属折板屋根の悩み

物流センターや工場など、常時人が居る空間としてお使いの場合、作業空間としての快適性の低さと空調コストにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
特に屋根材がむき出しの空間では、夏にはその表面温度は70度を越えるため、作業内容によっては熱中症の危険性も高まります。また、降雨時には雨音のために機器の警報音や電話の音声が聞こえないなどの不具合も起こります。実際に弊社には以下のようなお悩みが寄せられています。

●工場や倉庫などの建物内が暑い●屋根を叩く雨音がうるさい●空調代を削減したい●CO2を削減したい●冬の冷気を緩和させたい●屋根からの結露で困っている●屋根からミシミシ音がしてうるさい

金属折板屋根の「暑い、寒い、うるさい」を冷えルーフが解決

これらのデメリットは、まさに鉄板一枚の屋根の構造に起因するものです。何らかの緩衝材が介在すればこれらのデメリットを緩和することが可能です。弊社では外側から簡単に施工できる屋上自然力応用遮熱シート「冷えルーフ」を取り扱っております。金属折板屋根の夏の遮熱と冬の保温・結露、そして空調費対策としてぜひご検討ください。

冷えルーフのしくみ
 冷えルーフは屋上に日陰という新発想で抜群の効果を実現する遮熱システムです。金属折板屋根の上に独自意匠の遮熱シートを設置するだけで以下のようなしくみで作用します。

1. 屋根にシートの遮光による日陰を作り、屋根の温度上昇を防ぎます。
2. シートと屋根の間にゆるやかな空気層を作り、熱伝導を防ぎます。
3. 空気層の加熱はシートの穴や側面からの自然な空気の出入りで防ぎます。

温度低減効果

炎天下の中、70度を超える屋根の表面温度を下げることで、室内の温度上昇を抑制することができます。

雨音低減効果

屋根を叩くうるさい雨音がシートに遮られることで低減し、静かな屋内環境を実現します。

省エネ効果

屋根からの入熱を抑えることで空調効率を改善し、空調にかかるエネルギーを節約することができます。

CO2削減効果

空調の省エネ化によって、温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出削減が可能になります。

冬期の保温効果

冷えルーフのシートとその空気層が、屋内の温かい空気が屋根から逃げることを防ぎます。

結露の緩和効果

冷えルーフのシートとその空気層が放射冷却を抑えて、屋根が結露しにくい状況を作ります。

コンクリート2次製品の工場。場内に蒸気を発生させる工程があり、冬場の結露に悩まされていました。
結露環境が改善されるかを確認するため、対象箇所の屋根に1枚だけ冷えルーフを設置し、経過観察を実施しました。
冷えルーフを設置後、上図のように冷えルーフを敷説した部分だけ結露していない状況が確認できました。

音鳴り緩和効果

屋根への太陽光のあたり方や、2重折板屋根の上下屋根材の温度差で発生する「音鳴り」を抑制します。

冷えルーフなし
冷えルーフあり
屋根裏面の様子。冷えルーフを設置している側傾斜によって温度差が確認できます。
折屋根は、太陽光の当たる位置によって影になる部分が出でき、表面温度も変わります。(サーモグラフィー画像参照)。これにより、屋根上で熱膨張による収縮率が異なることで屋根と建物をつなぐ金具部分や締め付け部分がきしみ、音鳴り(板鳴り)が発生します。 冷えルーフを施工することで、屋根全体が日陰に覆われるので屋根温度の平準化(時間帯・部位)ができ、熱伸縮による音鳴りを抑制することができます。

音鳴り(板鳴り)
特に二重折板屋根に多く起こる問題で、日射や気温の変動で折板の表面等が熱膨張を起こし、ボルトや締め付け部がきしみ、「ギシギシ」「カチカチ」といった音やひどい時は、「バーン」という破裂したような音が鳴る場合もあります。屋根の金属疲労の原因にもなります。

屋根材保護効果

屋根に直接紫外線が当たりにくくなるため、屋根材や塗装面の劣化防止にもつながります。

静岡県静岡市の海岸にある物流倉庫で遮熱塗料を施工後に冷えルーフを設置し、5年以上経過しています。全体的に白っぽく見えます。これは塗装面が、紫外線による経年劣化と考えられます。逆に冷えルーフの下部分は劣化が見られません。
冷えルーフが施工できる屋根
 主としてハゼ式及び重ね式(ボルト止め)金属折板屋根に施工できます。

嵌合式・プレハブ・ユニットハウス等に対応しております。メーカーにより仕様が異なりますので、詳しくは弊社までお問い合わせください。

冷えルーフが効果を発揮しやすい建物

屋根の色が濃い建物:屋根の色が濃い方が、より高い遮熱効果が期待できます。
建物の高さが低い:屋根(天井)までの高さが低い方が、効果を発揮します。
天井の無い建物:天井が無く、折板面がむき出しの方が、より高い効果を発揮します。
屋根が汚れやすい環境:ホコリや排気などで汚れやすい屋根でも、反射に頼らず遮熱する冷えルーフなら問題なく効果を得られます。
放射冷却が起こりやすい:屋根の裏面が放射冷却などの影響で結露してしまっている場合、対策として有効です。
雨音がうるさい:屋根を叩く雨音がうるさくて電話や会話に支障がでてしまっている。
その他:空調の機器が悪い、室内の換気ができないなど、建物の暑さでお悩みの建物に有効です。

他工法に対する冷えルーフの優位点(システム比較表参照)

低コスト:初期導入費が安い。屋根面積の約80%の施工で効果を発揮します。将来も低コスト維持費は0円。かかりません。
効果持続性:汚損による効果低減がありません。
騒音低減:建物内に響く雨音が軽減されます。
空調費節減:夏は涼しく、冬は暖かく保ちます。
保証期間5年:年一回のメンテナンス実施します。
長寿命:0年以上のシートを採用しています。取り外しが可能なため、リサイクルが可能。仮設や賃貸物件にも対応します。撤去後はすべての材料がリサイクル可能です。
短期間施行:1000㎡が約1日で完了。屋根を痛めずに取付可能です。

冷えルーフ 遮熱系塗料 その他断熱施工 屋上緑化 冷えルーフを選ぶならココ
施工面積 屋根面積の約80%分 屋根面積の150%以上 屋根面積同等 屋根面積より少なく施工する方法しか不可能 波形の屋根では、屋根の総面積が実際より広くなります。塗装と比べて施工面積が半分ですみます。
メンテナンス ほぼフリー ほぼフリー ほぼフリー 水遣りなどメンテナンスが必要 保証とアフターが屋根の保護・管理にも繋がります。
施工期間 1000㎡あたり 約1日(ハゼ式) 1~2週間 1~2週間 1~2週間 その他植物の養生期間が必要 工場では作業動線、店舗ではお客様の動線を最小限のお邪魔ですみます。
断熱効果 塗料は施工状態や経年劣化が心配です。その他の工法は、断熱材の熱ごもりがかえって暑さを増す心配があります。屋上緑化はメンテナンスが行き届かないと効果が得られなくなる可能性もあります。
結露 △種類による 不明 結露対策にも実績が多数あります。
雨音 × シートが雨音を受けてくれるためかなり緩和されます。
撤去/再設置 ○/○ ×/× ×/× ○/○ 条件による 移設ができるのは、借家の建物やスクラップアンドビルド展開にピッタリです。
施工場所 屋根の形状・状態による 場所を選ばない(屋根状態による) 屋根の形状・状態による 屋根の形状・状態による (荷重制限あり) 金属折板屋根であれば迷わず冷えルーフを。
熱の伝わり 遮熱シートと屋上面が接していない為熱伝導は少ない。 屋根と一体となる為効果にムラがあると考えられる。特に汚れると効果が落ちてしまう。 熱反射はするが、屋上面と密接な為断熱しても熱伝導を起こす。 熱を吸収蒸散する為熱伝導は少ないが、屋上面と密接している為0ではない。 この熱の伝わりを抑制するのが冷えルーフの特徴です。海外名をルーフアンブレラという語源もここからきています。
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